変更を公開したら、キャッシュのコピーも確認

MCP Abilities – Cache Enablerを使うと、AIクライアントからローカルのページキャッシュを調べ、該当するコピーを削除し、次の確認に必要な情報を取得できます。

保存済みページを収めたアールデコ様式のキャッシュ装置。

WordPressが最新でも、訪問者には古いページが届くことがあります

たとえば18:00に新しい営業時間を公開したとします。WordPressには変更が保存されていますが、訪問者にはCache Enablerが17:00に保存したHTMLが届く場合があります。エディターを再読み込みしても、訪問者が受け取ったコピーは分かりません。

Cache Enablerは完成済みのページを保存し、応答のたびにページを生成する負荷を減らします。ただし、読者に見せるべき変更を古いコピーが隠している場合は確認が必要です。

まず対象のアドレスを特定します。変更が公開されていることを確かめ、Cache Enablerの状態と保存ファイルを調べてから、コピーを削除するか判断します。

更新後のページは6時を示し、キャッシュのコピーと訪問者の画面はまだ5時を示している。

図では元のページが更新されても、保存済みコピーは古いままです。訪問者にはそのコピーが届きます。

変更したページのキャッシュを削除

URL単位の削除は、同じサイト内の1つのアドレスに対応するキャッシュの各版を削除します。WordPressの投稿や固定ページをIDで指定する方法もあります。いずれもキャッシュ全体を削除するより範囲を絞れます。

1ページの営業時間だけを変えたなら、そのページから始めます。全体で使うメニューやテンプレートの変更なら、より広い範囲が必要な場合があります。変更が表示される場所を基準に選びます。

ほかのページのキャッシュは残せます。ただし、コピーを削除しただけでは、新しいコピーが生成されたことも、訪問者に変更が見えることも証明できません。

選択した1ページのコピーをトレーから取り出し、ほかの4ページは残している。

選んだページをキャッシュから取り除き、ほかのページは残します。結果の確認は別途必要です。

古いコピーを調べ、表示まで確認する手順

1. 元の内容を確認

サイトとURLを正確に指定します。キャッシュを調べる前に、公開済みのWordPressコンテンツを開き、意図した変更を確認します。

2. ローカルキャッシュを調査

Cache Enablerの状態と保存ファイルを確認します。ページ診断はHTTP応答、キャッシュヘッダー、マーカーを報告できますが、リクエストにno-cacheヘッダーを使います。通常の訪問者リクエストの測定ではありません。

3. 適切な範囲を削除

部分的な変更ならURLまたは投稿単位で削除します。対象のコンテンツが必要とする場合に限り、現在のサイトやキャッシュ全体を削除します。

4. 訪問者としてページを読む

管理者としてログインしていない状態で公開URLを開き、変更箇所を確認します。古い内容が残る場合は、CDN、リバースプロキシ、ブラウザーキャッシュの有無と状態を個別に調べます。

設定を変える前に対象範囲を決める

期限切れキャッシュの清掃は、有効期間が過ぎたエントリーを削除します。サイト単位や全体の削除は、1つのURLより広い範囲に作用します。設定のプレビュー、有効化と無効化、バックエンドファイルの再生成も用意されています。

設定変更は既定で試行のみ行います。適用前にプレビューを確認してください。キャッシュディレクトリの削除は明示的な確認を要する独立した緊急操作です。通常の古いページへの対応は、標準のキャッシュ削除から始めます。

必要な構成

内蔵Abilities APIを備えたWordPress 6.9以降PHP 8.0以降Cache Enabler、クライアント接続用のWordPress MCP Adapterが必要です。接続するWordPressアカウントにはmanage_options権限が必要です。

MCP Expose Abilitiesは任意です。このアドオンは自分の機能を登録します。Cache Enablerがキャッシュファイルを管理し、アドオンが調査と管理の操作を提供します。

操作対象はローカルのCache Enablerキャッシュです。CDNやブラウザーキャッシュは削除しません。AIへの接続はMCPクライアントが提供します。

保存済みページを収めたアールデコ様式のキャッシュ装置。

古く見えるページから始めましょう

アドオンをインストールし、対象のURLを1つクライアントに調べさせます。該当コピーを削除したら、訪問者に実際に届く内容を確認します。